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不動産鑑定士とは?

不動産鑑定士ってどんな資格なの?何をやっているの?

こう思われている方は多いと思いますが、もしかしたら「不動産鑑定士」そのものをご存じない方のほうが多いかもしれません。一般的な認知度の低い不動産鑑定士ですが、みなさまは毎年必ず不動産鑑定士の仕事を目にしていたり耳にしていたりしていると思います。

それは、毎年3 月と9 月に新聞やテレビで発表される「地価公示」、「地価調査」です。今年は地価が上昇したとか下落したとか報道されますよね?どちらも一般の土地取引の目安として全国約25,000 地点の地価を公表するものですが、これらはすべて不動産鑑定士が鑑定評価を行っています。
そのほか身近なものとしては、相続税路線価を設定するための評価や固定資産税の基準となる価格の評価も不動産鑑定士の仕事です。

不動産鑑定士は不動産の価格に関する専門家で、「不動産の鑑定評価に関する法律」に基づき与えられる国家資格です。
不動産鑑定士の業務範囲は、大きく分けて不動産鑑定評価業務とコンサルティング業務とがありますが、特に不動産鑑定評価業務は不動産鑑定士の独占業務であり、不動産鑑定士以外の者が不動産の鑑定評価を行うことはできません。

・不動産鑑定評価業務
不動産の価格に関する専門家である不動産鑑定士が、不動産の適正な価格や賃料についての判断を行う鑑定評価は、地価公示、相続税路線価等の公的評価のほか、不動産の売買・交換、担保評価、遺贈や相続、地代・家賃の決定などさまざまな場面で活用されています。
また最近は、減損処理に伴う企業の資産評価や不動産投資信託(J-REIT)など、会計・金融分野でのニーズが高まっています。

・コンサルティング業務
不動産は「所有」する時代から「利用」する時代へと変ってきました。遊休資産となっている土地や利益率の低い事業用物件などを有効利用するためのアドバイスやコンサルティング、有効利用への市場分析、事業化へのコーディネートなども行っています。